夏に辛いものを食べたくなるのはなぜ?〜夏バテ予防にも効果的!

雑学

最近梅雨入りして蒸し暑い日が続いていますね。

もうすぐ夏が訪れさらに気温が上がってくることかと思います。

突然ですが、暑いと思った時に無性に食べたくなるものありますよね?

せん者
せん者

辛いものが食べたいんだーーー!

ふ〜せん
ふ〜せん

辛いものが食べたい?急にどうしたの?

暑くなってきたことで辛いものが食べたくなっているようですが、それには理由があるのです。

という事で今回は暑いときに辛いものを食べたくなってしまう理由について解説していきます。

そもそも辛いものが食べたくなるのはなぜ?

辛いものを食べると舌がヒリヒリして痛みを感じる事があるかと思います。

これは私たちの脳が辛さを味としてではなく辛さ=痛みとして感じているからです。

実際、辛いものを食べた時に私たちは味蕾(味を感知する器官)では辛さを感知していないのです。

辛さはTRPV1(トリップ・ブイワン)」とう受容体(センサー)痛みとして認識されます。

辛いものを食べると痛みが生じるので、その痛みを和らげるためにβ-エンドルフィンというホルモンが分泌されます。

β-エンドルフィンは快楽ホルモンと呼ばれており、ストレスを抑えたり、幸福感をもたらしてくれます。

このホルモンによる幸せを感じる作用によって辛いものをつい食べたくなってしまうのです。

また、ストレスが原因で辛いものを食べたくなるのもこのβ-エンドルフィンの仕業です。

辛いものを食べることによりβ-エンドルフィンを分泌させてストレスを抑えようとしているのです。

せん者
せん者

β-エンドルフィン恐るべし…!

夏に辛いものが食べたくなる理由

ではなぜ暑いときには特に辛いものが食べたくなるのでしょうか?

ここからはその理由を3つ解説していきます。

1.アドレナリン

唐辛子を食べると体が暖かくなってきますよね。

これは辛いものを食べると副腎から分泌されるアドレナリンによるものです。

アドレナリンが分泌されると心拍数が上がって血行が促進されたり体温があがったりします。

すると、脂肪やエネルギーの代謝がよくなります。

夏は代謝が落ちてしまうことがあるので、辛いものを食べることによりそれを防ごうとしているのかもしれません。

2.発汗効果

辛いものに含まれているカプサイシンという成分により一時的に暑さを感じて汗をかきます。

しかし、時間が経つと発汗により熱が拡散して体温が下がってきます。

暑い日に辛いものを食べたくなるのは体温を下げようとする体の仕組みだったのです。

3.食欲不振の改善

また、辛いものに含まれている辛味成分は消化器の粘膜を刺激するので胃へ送られる血液の量を増やす効果があります。

血液の量が増加したことにより消化液の分泌が促進され食欲増進の効果が出てくるのです。

暑い時には食欲が落ちてしまうことがあるので辛いものを食べて食欲を取り戻すといいかもしれません。

〜まとめ〜

今回は暑いときに辛いものが食べたくなる理由についての解説でした。

暑くなってくると夏バテの影響で食欲不振になったりストレスが溜まったりする可能性があります。

そういう時は辛いものを食べるのがおすすめです。

辛いものを食べた時の効果をまとめると

  • アドレナリンがでて代謝が良くなる
  • 発汗効果で涼しくなる
  • 食欲不振が改善される

というような効果があります。

暑い日には辛いものを食べて夏バテを予防しましょう!それではまたね〜

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