「暗いところで本を読むと目が悪くなる」という勘違い

雑学

暗いところで本を読むと目が悪くなるという噂を聞いたことがありませんか?

集中して本を読んでいると気づいたら周りが暗くなっていた、という場合があると思います。

そんな時にこの噂を思い出すと目が心配になりますよね。

せん者
せん者

暗いところで本を読むと目が疲れてくるよね、やっぱり目が悪くなるのかな?

ふ〜せん
ふ〜せん

でも実際は目が悪くなるという科学的根拠は無いと言われているんだよ〜

ではなぜ暗いところで本を読むと目が悪くなると言われているのでしょうか?

今回は暗いところで本を読んでも目が悪くなる訳では無いということについて解説していきます。

暗い所で本を読んでも目は悪くならない

暗いところで本を読むとだんだん目が疲れてきますよね。

目が疲れると現れる症状で

  • 眼球が充血する
  • 目が痛くなる
  • 目が重くなる
  • 目がしょぼしょぼする
  • 目から涙が出る

などがあります。

人間の目は暗い場所だと少しでも多くの明かりを取り入れようと瞳孔を開こうとします。

それに対して、本を読むというような近くを見る行為をすると瞳孔は閉じていくのです。

このように暗い場所で近くを見る場合に瞳孔が真逆に働こうとすることで眼球やその周りの筋肉が疲労して目がかすむ、痛くなるなどの症状が起こります。

しかし、これは一時的な物なので視力の低下には繋がりません。

ある程度時間が経つことによって自然と回復し、元の状態に戻ります

なぜ目が悪くなると言われているのか?

それでは暗いところで本を読むと目が悪くなると言われているのはなぜなのでしょうか?

それは、近くのものを見続けるという行為は目が悪くなるからです。

暗いところで本を読むときは文字が見えづらいので近くで見ようとしてしまいます。

しかし、それだと目が悪くなってしまうので出来るだけ本から目を離して読むようにしましょう。

視力に関する別の勘違い

他にも遠くのものを見ると目が良くなるという噂がありますが、これも間違いだと言われています。

遠くのものを見たときには目の筋肉が伸びて緊張がほぐれるので疲れが和らぎます。

すると、目が楽になるので「目が良くなった!」と勘違いしてしまうのです。

見ると視力が低下するもの

目が悪くなると言われているけど実際には目が悪くならない例を紹介してきました。

しかし、視力の低下につながる物もあります。

それはスマートフォンやテレビ、パソコンなどのブルーライトを発する物です。

ブルーライトは眼球の奥の網膜にまで光の刺激が届いてしまうので、長時間画面を見続けると視力が低下してしまいます。

スマホの画面の眩しさを軽減する方法は以前別の記事で紹介しましたのでそちらをご覧ください。

白色の画面が他の色より眩しいと感じるのはなぜなのか?
白い画面は他の色の画面よりもブルーライトの量が多いと言われています。白色は色の三原色である赤(R)緑(G)青(B)の光を等しい強さで表示する。また、青色と黄色の光を混ぜるかで表示されます。表示する時の光の量が多いから白色の画面はブルーライトの量が多いのです。

〜まとめ〜

今回は暗いところで本を読んでも目が悪くならないのはなぜなのか解説しました。

これからは安心して暗い場所でも本を読むことができますね。

しかし、本を長い時間読み続けていると目が疲れてしまいます。

適度に休憩を挟みながら読書を楽しみましょう!それではまたね〜

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