太陽は酸素の無い宇宙でどうやって燃えているのか?

雑学

火が燃えるには酸素が必要と学生の頃に教わった人も多いかと思います。

ですが、宇宙には酸素がほとんどありません。

それなのに、なぜ太陽は何十億年も燃え続けているのでしょうか?

せん者
せん者

酸素がないのに燃えているなんて不思議だね〜

ふ〜せん
ふ〜せん

果たして太陽は燃えていると言えるのだろうか?

今回はなぜ太陽は酸素のない宇宙で燃え続けているのかについて解説していきます。

実は太陽は燃えていない

せん者
せん者

燃えてない?どういうこと??

多くの人が太陽は燃えていると思いがちですが、実際には燃焼(酸素を使った燃え方)をしていないのです。

それでは何があの高熱を生み出しているのでしょうか?

それは、核融合反応です。

太陽は核融合反応によって長い何月輝き続けています。

太陽のエネルギー源「核融合」

太陽の中心では、超高温・高圧の環境によって水素原子が融合し、ヘリウムに変わる核融合反応が起きています。

point!

太陽は水素70%、ヘリウム30%で構成されています

このとき、莫大なエネルギーが放出され、それが光や熱となって私たちの地球に届いているのです。

通常、原子の中心にある原子核はプラス同士で反発しくっつきません。

しかし、太陽は超高熱なので原子が素早く動き回り原子核がぶつかりやすくなっています。

ふ〜せん
ふ〜せん

核融合が起こるには約1億度の熱が必要なんだ

もし、核融合が止まったら?

太陽の水素は約50億年分残っていると言われているので、まだまだ輝き続けます。

では、太陽の寿命が尽きて核融合反応が止まるとどうなるかというと、やがて膨張し赤色巨星になります。

ふ〜せん
ふ〜せん

赤色巨星とは星が膨張して大きく赤くなる段階のことをいうよ

赤色巨星の特徴として

  • サイズが大きくなる
  • 表面温度が下がる
  • 非常に明るい

というものが挙げられます。

赤色巨星の段階が終わると、白色矮星になります。

星の外側のガスが宇宙へと放出され、惑星状星雲というガスの雲を作るのです。

そして、中心に残った星の核だけが縮むと白色矮星になります。

白色矮星の特徴として

  • 非常に小さい(地球ほどの大きさ)
  • 高密度
  • 高熱で白く輝いて見える

というものが挙げられます。

その後は時間と共に星の温度が下がり、黒色矮星というものになるのです。(宇宙の歴史上、黒色矮星はまだ存在していない)

〜まとめ〜

今回は太陽はなぜ酸素のない宇宙で燃えることができるのかを解説しました。

そして、太陽は燃えているのではなく、核融合反応をしているのでしたね。

宇宙の不思議についてはまだまだ解明されていないことが多いです。

その中でもメジャーなものである太陽にはこのような秘密があったのです。

太陽の歴史は長いですから多くの謎があるのも納得ですね。それではまたね〜

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